SecondLifeはどうなのか?
SecondLifeは最近話題にはなっていますがどこまで普及するのかが懐疑的です。現在、多数の企業などがSecondLife内に進出してきていますがどうしても話題づくりとしての一過性のものに思えてしまうので……。
実際に企業が持っている土地に行ってみましたが、確かに企業の広報活動として内部でショーを行ったり、3Dでの広告展示などを行うものとしてはある程度の意味があるのかも知れません。しかし、問題として、何をアピールしたいのかさっぱりわからない部分があるのも確かです。場所によっては企業としてのアピールではなくその社員が趣味で作って乱雑にテーマもなく設置されている、と思う部分も多々あります。また、コンテンツの内容としても、多くの場合、置いてある物、例えば乗り物などは乗ろうとしてもオーナーではない、というようなメッセージとともに何もできない場合が多く、何のためにあるのか、と首をかしげるものも多数です。そこにオブジェクトがあるのであれば少なくとも何らかの意味を持たせてやらないとユーザーは混乱しますし、こういう場合は少なくともなんらかの形でインタラクティブにするべきなのでないかと思うわけです。
また、WWWなどオープンな技術で支えられているものとは違い、Lindenの独占状態であるSecondLifeにおいてはコンテンツの作成にかかる費用なども競争がなく、またそのために作る側と使う側が大きく分かれている、現在の主流である使用する側もコンテンツを作れる世界とは大きく逆行しているところがあるような気がします。(もちろん、誰でもコンテンツを作ることはできますが、それを公開しようとするとそれだけで支払いが必要になてきます。テクスチャー一枚アップロードするのに比較的安いシステムの通貨ではありながら支払いが必要なシステムになっているのもその一面です。また作ったものを公開しようとすると、他には土地を買って、検索にひっかかるようにしたければシステム内の広告を出して……これらのことは全て支払いが必要になります。)
また、ソフト自体、かなりのスペックを要するものである関係上、SecondLifeは誰でも気軽に、とはいけない面もあります。また、3Dによる表示は多彩な表現ができるシステムではありますが、その分、うまく作るのにより高い技術が必要になりますし、またインターフェースが使いやすいものであるかというと煩わしいと思う場面も多々あります。
クライアントもオープンソース化された今これからどう成長していくのかは興味深いところです。
Comments
企業の参入については、「とりあえず、乗り遅れないように初めてみた」という状況ですね。初期のホームページブームに似ていると思います。
これから、DBとの連動、コマースの導入、表現力・コミュニケーション機能の強化が図られれば面白くなって来ると思うのですが、その前に日本向きの別のサービスが台頭するかも、などと考えたりもします。
ハードルの高さの違いはありますが。
ただ、現状、せっかくおもしろいことができそうなシステムなのに敢えてそれを殺して「見せるだけ」のコンテンツになってしまっているんですよね・・・・・・。